雷保護ゾーン LPZ
雷保護ゾーンLPZ(Lightning Protection Zone)とは、建築物内外の領域(ゾーン)を雷電磁インパルス(雷によって発生する電磁界)の厳しさに応じて区分けしたものです。
雷保護ゾーンは、一般的に以下の領域に区分けされます。
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記号 | 記号の説明 | 弊社代表製品 |
SPD Ⅰ |
クラスIの |
・MZS-200AV(単相2線、単相3線、三相3線、三相4線) ※上記2種類の製品を組み合わせて使用します。 |
SPD Ⅱ |
クラスⅡの |
漏電遮断器の一次側設置用 漏電遮断器の二次側設置用 ※SMBP-MZSR「」、SMBP-MZSR「」ARは雷サージカウンタ付きです。 |
SPD D1 |
カテゴリD対応の |
・SMH-CLP シリーズ ※SMH-CLPシリーズは雷サージカウンタ付きです。 ※ZPシリーズはコンパクトな薄型タイプです。 |
SPD C2 |
カテゴリC対応の |
|
F(Ⅰ) |
SPD外部分離器 |
・JIS クラスI SPD用ヒューズ |
F(Ⅱ) |
SPD外部分離器 |
・BF3-100/200-20kA-B |
アースバランサ |
接地間用SPD |
・MZS-EBT |
LPZ 0A | 避雷針の保護範囲外で、直撃雷を受ける可能性がある領域(ゾーン)です。 |
LPZ 0B | 避雷針の保護範囲内で、直撃雷は受けませんが、雷による電磁界は減衰しない領域です。 |
LPZ 1 |
建物の外壁(鉄筋コンクリート等)で雷による電磁界が減衰する領域です。 |
LPZ 2 | LPZ 1よりもさらに電磁界が減衰する領域(ゾーン)です。 |
LPZ 1以降を確実に構築するためには、SPD同士及び被保護機器内部の雷防護部品(チップバリスタ、ダイオード等)との協調動作が必要です。特に電源線路は大きな雷サージが侵入する可能性が大きいため、協調動作が不確実な場合には、LPZ 1とLPZ 2の間に耐雷トランスを設置するなどして、被保護装置の直近に大きな雷サージが流れないようにします。