避雷器とSPD
避雷器とSPDの違い
雷サージから電子機器等を保護するための装置には「避雷器」、「SPD」、「保安器」、「サージアブソーバ」、「アレスタ」など様々な呼称がありますが、2004年にJIS C 5381-1(IEC 61643-1):「低圧配電システムに接続する低圧サージ防護デバイスの要求性能及び試験方法」(現在はJIS C 5381-11(IEC 61643-11)に置き換えられています)が発行されて以降、JIS(IEC規格)上では以下のように区別されています。
- 高圧系統に使用されるもの : 高圧避雷器(Surge arrester)
- 低圧系統に使用されるもの : SPD(Surge Protective Device:サージ防護デバイス)
しかしながら、日本では従来の呼び方が現在も浸透しており、上記の区別に関わらず雷サージから電子機器等を保護するための装置全般を「避雷器」や「SPD」と呼ぶことが多いです。