サンコーシヤが常に掲げ、強みとする大きな3つの「視野」を紹介いたします。
当社は雷の被害――「雷害」により、最も社会的ダメージが深刻とされる「企業や社会基盤」へ向けた雷防護技術を重視しております。我が国の鉄道/通信/電力各分野の雷防基礎をいち早く確立させるとともに、各分野の国内全域にわたるインフラ構築・整備へ貢献し実績を築くなど、世界の雷防護業界トップ企業となるべく邁進してまいりました。
現在では業界最大手として雷防護機器・設備開発〜販売サービスを提供しており、高精度な技術力をはじめ、社会基盤まで見据えた設計思想/コンサルティングにより、ワンストップでのサービスを実現しております。
当社では雷による被害を防ぐ「防雷」のみならず、「調査・分析」についても、早期より注力してまいりました。90年代初頭の雷観測センサー設置を経て’98年には雷観測ネットワーク「JLDN」を構築し、2018年現在では31基のセンサーにより、国内全域での24時間体制リアルタイムな雷観測を実現しております。
JLDNの落雷位置標定精度は極めて高く、観測結果を当社の様々な分析〜雷防護技術向上に役立てる他、主要メディア/企業・団体様向けにも落雷・天気情報・雨量などのデータ提供サービスを行っております。
昭和5年の創業以来、当社は「雷防護」にあたって常に基盤防護まで捉えた技術提供を徹底し、心がけてまいりました。その技術と知見は、防雷はもとより防雷以外の分野、例えば鉄道車掌用列車モニタ・システムや光ファイバー・ケーブル、航空障害灯、ダム放流警報装置など国内の自治体・機関にわたって広く採用され、厚い信頼をいただいております。
また“世界的災害である「雷」には、世界水準の本質的な「雷防護」を打ち立て向き合うべき”という理念の元、当社は海外市場へ向けた国際展開を行ってまいりました。2018年現在ではアメリカ、中国、韓国、タイ、ベトナム、インドネシアの6カ国へ拠点設立を果たし、さらなる規模拡大を進めております。
これらに代表されるいくつもの発展には当社の環境レベルに通じる技術力、そして視野が大きく貢献しており、すなわち社会の根幹たる基盤(インフラ)を見つめ、構築・保全へ取り組み続けてきた当社の強みでもあります。様々な環境に応じ、柔軟ながらも高い精度を誇る技術/見識として、躍進の礎となっています。