地絡保護対策

信号用地絡保護装置(直流電化区間用)ページ印刷

鉄道信号機器室用地絡保護装置
直流電化区間用

本装置はバイパス回路を構成することで地絡電流の信号設備への流入を防止し、信号設備を保護する装置です。

・動作方法は複数の電圧検知により、レール電位上昇の検出に幅広く対応
・直流電化区間での地絡電流を考慮し、性能向上およびスリム化
・高圧側(地絡電流の流入側)と低圧側(電子機器側)を本製品の表裏で分離

製品情報 製品名:信号用地絡保護装置(直流電化区間用)

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概要

電車線地絡事故時にレール電位は上昇し、信号設備に絶縁的な弱点箇所があると、信号設備に200A~500Aもの地絡電流(電車電流)が流入し焼損など甚大な障害が発生します。

本装置はバイパス回路を構成することで、地絡電流の信号設備への流入を防止し、信号設備を保護します。

地絡保護の原理

信号設備は、レールおよび大地と接続されている機器があるため、地絡電流が流入しやすい傾向があります。

本装置を設置すると、地絡電流はバイパス回路を流れるため、信号機器を防護できます。

地絡保護装置の動作原理

内装図

仕様

電気的特性

主回路電流耐量 700A・30分
放電管電流耐量 700A地絡故障・40回以上
電磁接触器投入条件 レール電位300V以上で即時動作
電磁接触器開放条件 地絡電流10A以下 10秒後開放
耐電圧 AC電源端子 - 接地間  :AC3kV 1分間
信号出力端子 - 接地間:AC3kV 1分間
絶縁抵抗 AC電源端子 - 接地間  :DC500Vにて10MΩ以上
信号出力端子 - 接地間:DC500Vにて5MΩ以上
消費電流 平常時0.8A以下、電磁接触器(MC)動作1.5A以下

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