接地部材

サントイアースページ印刷

サンアースをトイ状に固化させた接地極

・裸銅より線をサンアースで完全に包み込むため、腐食リスクなく長寿命
・施工者による、施工品質の差がありません
・土壌が湿潤状態でも施工が容易

サンアースがあらかじめ固化しているため、作業が容易で施工日数の短縮化が図れます。
サンアース帯状施工が実施できる場所であれば施工可能。

製品情報 製品名:サントイアース
品目コード:1111015124

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特長

施工不良を防止できます

サントイアース敷設後に、裸銅より線をサントイアースの中央に配置し、上部をサンアースで包みこむため、確実に裸銅より線を保護できます。

外形寸法図(単位: mm)

サントイアースの外観図

サントイアースの断面図

重量:約 13 kg

施工例

(1)事前準備

裸銅より線の埋設位置を確認し、位置出しライン引き、水糸張り)をします。(※但し、現場状況により困難な場合はこの限りではありません。)

※電気設備技術基準の接地極の埋設深さ(750mm)に対応するため、サントイアースの設置深さはGL-800mmとしています。

サントイアースを並べた際にグラつきを防ぐため溝を掘ります。
(※但し、溝はグラつき防止なので、浅い溝で問題ありません。なお、グラつかない場合の溝掘りは不要です。)

 

(2)サントイアースの敷設


注)写真のようにサントイアースをしっかり埋める必要はありません

サントイアースを裸銅より線の角から敷設します。
その際、サントイアースの繋ぎ目に隙間が出ないようにします。
隙間が出てしまう箇所は、この後の裸銅より線にサンアース(粉状)を被せる作業の時に充填してください。
(※最後にサントイアースの長さ調節が必要な場合があります。)

なお、サントイアースの端部はテーパー加工がされているので、敷設する際はサントイアースの向きに注意してください。

 

(3)裸銅より線の敷設・固定

サントイアースの溝部分に裸銅より線を敷設し、結束線にて固定していきます。

裸銅より線を結束線にて固定します。
(※裸銅より線がズレたり、引張られたりしない場合は、固定しなくても問題ありません。)

 

(4)裸銅より線の接続


注)写真はT型コネクタ(圧着)により接続しています

裸銅より線を接続します。(※テイカウエルド又はT型コネクタで接続します。)

(5)立上げ接地線等の接続


注)写真はT型コネクタ(圧着)により接続しています

立上げ接地線(IV線)、垂直接地極(接地棒)を接続します。
(※テイカウエルド又はT型コネクタで接続します。)

サンアースを被せる前に、サントイアースの上に付着した土等をほうき等で清掃します。
(※土等の不純物が混入しますと、裸銅より線の錆・腐食の原因になります。)

 

(6)サンアースによる被覆-1

粉状のサンアースを被せる際は、角材等で仕切りをしてから被せることにより、
無駄なく均等に被せることが可能となります。

(※サンアース1袋あたり、サントイアース10mの施工が可能です。)

サントイアースの溝部分が空洞にならないよう、注意して被せます。

幅約100mm、高さ約20mmとなるように被せます。 

(7)サンアースによる被覆-2

被せた粉状のサンアースの上からジョウロ等を用いて優しく水をかけます。
少し間隔をあけて3~4回に分けて水をかけ、粉状のサンアースに水が充分含まれていることを確認してください。

 

(8)サンアースから露出する裸銅より線の処理

接地低減材サンアースから露出する裸銅より線は接地低減材と土壌の通気差、比抵抗差、pH差等による腐食電流が流れるため腐食の恐れがあります。

同様にサンアースの上から優しく水をかけます。
少し間隔をあけて3~4回に分けて水をかけ、粉状のサンアースに水がよく含まれていることを確認してください。

 

(9)硬化確認・埋戻し

サンアースは水を掛けたあと、数時間で硬化が始まります。
指で硬化具合を確認し、埋戻しを行ってください。
(※多少軟らかくても、埋戻し後に硬化は進行します。)

(10)注意事項

サントイアースの一部が破損・ひび割れした場合は、
サンアースを掛けて補修してください。

角でサントイアースが、30cm以上余分がある場合は、
サンダー等で切断してください。

裸銅より線の角と圧着した部分も同様にサンアースで覆ってください。

裸銅より線の角と圧着した部分のサンアースの状況

施工実績

  • 移動体基地局
  • 無線中継所

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