接地工事
ボーリングマシンで穴を掘り、電極を地中深くに埋め込む接地工法です
発電所、変電所など用地確保が困難な場合には、地下深層部を利用したボーリング工法(深埋設接地工法)が有効です。
ボーリング工法では、ボーリング機械で直径5 〜15cmの穴を地中深くあけ、接地極を挿入します。他の工法に比べてわずかな用地で非常に優れた接地抵抗を得ることができます。
当社のボーリング工法では水練りしたサンアースを接地極の周囲に注入することで土壌との接触面積を大きくします。これにより、接地極単体(銅より線等)よりも低い接地抵抗を得ることができます。
また、ボーリング工法は地中深くに接地極を埋設することができるため、季節による温度や湿度の影響を受けにくい電極を形成します。結果、年間を通して安定した接地抵抗値を確保できる工法となります。
1.裸銅撚り線とIV線を接続します。
2.アウターロッドとインナーロッドにより目標掘削地点まで掘削します。
3.インナーロッドを引き抜きます(掘削土取り出し)。
4.接地電極を孔の底面まで引き下げます。
5.水練りしたサンアースM5Cを注入管で孔内に充填します。
6.充填後、アウターロッドを引き抜き、埋め戻して完成です。