接地部材
サージインピーダンスの低減に効果を発揮
羽根付きアースは、金属帯から左右に広げた羽根によって定常接地抵抗とサージインピーダンスを低減させるとともに、土中放電がスムーズになること想定し、羽根の先端部を尖らせています。
さらに、羽根は折りたたみ方式のため掘削幅に合わせた施工が可能となり、運搬も容易です。
主な実績としては、風力発電設備向けの接地極に活用されています。
項目 | 従来(針タイプ棒)の工法 | 羽根付きアース |
外観 | ||
施工方法 |
製品全体に鋭い針があるため、施工及び取り扱いが危険。 |
ステンレス(SUS304)板材の組合せで安全。羽根のセットは、蝶ネジで簡単調整。また連結も簡単。 |
取得接地抵抗 |
基本形状が通常の接地棒と同等であるため、接地抵抗はそれに準じる。 但し、岩が多い場所では針が邪魔をして接地抵抗が得られにくい。 |
土壌と接触する面積が広がるため、通常の接地棒より低い接地抵抗が得られる。 |
サージインピーダンス | 短時間のサージインピーダンスに多少の効果が見られるが、羽根付アースに比べてすべて値が高い。 | 針タイプ棒より優れたサージインピーダンス特性を示している(下図当社測定結果のとおり)。 |
※IV線は100スケアまで対応可能です。