接地部材
接地取得困難な岩壁や洋上施設等で効果を発揮
海中電極は、電極本体をチタン枠とサンアース(接地抵抗低減材)で形成し、海中からの立ち上げ線部にも、チタンを使用しています。さらに、設備へ配線するIV線の端末部には防水構造を採用しているため厳しい環境でも長寿命を維持します。海中電極の接地抵抗は、当社の試験結果より海中で2Ω以下の接地抵抗が得られます。
項目 | 従来の工法 | 海中電極 |
施工方法・原理 |
岩盤上では、どのような方法でも低い接地抵抗の取得が困難。 接地棒や、銅線、銅板を海中に入れる方法がある。 |
海中電極を海中もしくは海底に沈めて接地を取る。 接続はチタン帯を採用。 固化したサンアースのブロックが接地体の面積を増大させている。 |
取得接地抵抗 | 10Ω以下は容易に取得できるが不安定。 | 当社試験結果より2Ω以下が得られることを確認。 |
施工の難易性 |
接地棒、銅板等では固定が困難で、流出の恐れがある。 電極や接続部が海水による腐食で断線のリスクが高い。 |
型枠をボルト等で固定することができ、容易に流出しないよう対策が可能。 立ち上げ部にもチタンを採用し長寿命。 |
外径寸法図(単位: mm) |
施工例 |